ドロドロ宮廷劇が大ヒット、中国ドラマの版権高騰と台湾ドラマの危機―台湾

Record China    2013年1月23日(水) 17時52分

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22日、中国の時代劇ドラマの大ヒットをきっかけに、台湾における中国ドラマの版権価格が高騰している。写真はドラマ「後宮 甄シュエン伝」より。

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2013年1月22日、ある時代劇が大ヒットしたことをきっかけに、台湾における中国ドラマの版権価格が高騰している。中央社が伝えた。

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清朝を舞台にした昨年の宮廷ドラマ「後宮 甄●伝」(●=女偏に「環」の右側)が、中国だけでなく台湾でも大人気となった。現在放送中の東南アジア各国や、アメリカの中国語チャンネルでも高い視聴率を獲得している。同作の監督は、94年「ニューヨークの北京人」などの秀作ドラマを世に送り出している鄭暁龍(チョン・シャオロン)。鄭監督によると、「後宮 甄●伝」の版権はこれまでの中国ドラマと同じく、非常に安い価格で台湾のテレビ局・華視(CTS)が購入した。しかし今回の空前のヒットを受けて、その後に取り引きされた「三国」などの中国ドラマは一気に価格高騰している。

台湾文化部では昨年、台湾のコンテンツを後押しするため、ドラマ制作に1億9500万台湾ドル(約6億円)の補助金を投入。韓国や中国のドラマに押され、ローカルの作品がますます肩身の狭い状況になっていることを懸念しての措置だ。昨年上半期のゴールデンタイムで、ドラマ放映時間は中国ドラマが全体の27.22%、韓国ドラマが26.42%に対し、台湾ドラマはわずか15%。今年もどんどん流入してくるであろう中国ドラマへの対抗策が不可欠となっている。(翻訳・編集/Mathilda

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