Record China 2019年2月14日(木) 13時30分
拡大
13日、韓国・中央日報は「韓国の人工太陽、1億度を初達成…世界核融合をリードする」との見出しで報じた。写真は人工太陽をイメージした中国の展示。
2019年2月13日、韓国・中央日報は「韓国の人工太陽、1億度を初達成…世界核融合をリードする」と題する記事を掲載。韓国の人工太陽「KSTAR」がセ氏1億度の超高温に達し、核融合発電に近づいたと伝えている。
記事によると、韓国国家核融合研究所のユ・ソクジェ所長は「プラズマの温度が1億度を超えると最も活発な核融合反応を起こすが、KSTARが今回の核融合反応を起こす主体のイオン温度を1億度以上にした。超伝導トカマク核融合装置では世界初」と説明した。今後は中性粒子ビーム入射加熱装置(NBI)を追加導入し、1億度以上の超高温プラズマを10秒以上安定して維持するという目標を立てているといい、「年末ごろまでに目標を達成すれば、誰も韓国の核融合技術に付いてこられないレベルに達するだろう。KSTARの最終目標は、1億度以上の超高温プラズマの300秒達成」とも話したという。
KSTARは、金泳三(キム・ヨンサム)政権当時の1995年に企画され、金大中(キム・デジュン)政権で工事がスタート、廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権の2007年に完工し、その後試運転を経て2009年から本格的な実験に入った。なお記事は「最大のライバルは2035年を目標に核融合発電所を建設する計画を持つ中国」と伝えている。
これを受け、韓国のネット上には男性ユーザーからのコメントが多く、「すごい技術。一日も早く常用化しますように」「この不景気の時代に活力のあるニュースはいい。頑張っているエンジニアや研究員の皆さん、お疲れ様です。積極的に応援します」「国会議員の給料を減らしてこういう分野に税金をたくさん使って」「政府を問わず、持続可能、未来を先導する成長可能な政策を支援する姿はとてもいい」と支持するコメントが相次いで寄せられている。
一方で「中国に韓国の技術を奪われないようにしなきゃ」「科学者や研究人員を優遇して海外への流出を防ごう」といった声や、「研究室で成功したからって何の意味があるの?脱原発で人材が枯渇し、産業基盤が崩れてきてる。早く文在寅(ムン・ジェイン)大統領を追い出して研究を進めて」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
この記事のコメントを見る
Record China
2018/12/21
2018/12/14
2018/12/4
2018/12/3
2019/2/4
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る