「戦争になったら大変だ!」家族に帰国迫られる在日中国人たち―華字紙

Record China    2013年1月26日(土) 20時30分

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25日、尖閣問題で緊張が高まる日中関係だが、日本で暮らす中国人たちは「戦争になる前に早く中国に帰ってこい!」と家族に迫られているという。写真は新橋。

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2013年1月25日、日本華字紙・中文導報は、日中関係の悪化で多くの在日中国人が家族から帰国を迫られていると伝えた。

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尖閣問題で日中関係は氷点下にまで冷え込んでいる。尖閣諸島周辺では中国軍機や巡視艇が警戒活動を続けており、「このまま戦争になるのでは?」と不安視する中国人は少なくない。そこで日本に長期滞在中の子供を心配する親たちは、「早く帰ってこい!」と子供たちに帰国を強く迫っているという。東日本大震災に続いての状況だ。

東京で働く張さんの母親は「戦争が始まったら、日本にいる中国人はどんな目に遭わされるかわからない。今のうちに帰っておいで!」と電話で訴える。東京に旅行に来ていた高さんも、北京の両親から早く帰ってくるよう催促され、予定を早めて帰国した。

在日15年の鄭さんも、中国の家族や友人から帰国を促す電話を頻繁に受け取っている。鄭さんがどんなに「日本人は日常生活のなかで尖閣問題をそんなに気にしてはいない。ましてや戦争なんて誰も考えていない」と力説しても、親戚は「日本人はあなたが中国人だと知っているから、あなたの前でそう振る舞っているだけだ」と言い返す。そこで中国のインスタントメッセンジャー・QQで仲間に相談すると、「即帰国しろ。最後に人質にされるぞ」との答えが返ってきた。鄭さんは福島の原発事故の際にも中国の友人たちがまるで「この世の終わり」のように大騒ぎをしていたことを思い出した。そこで当時と同じように中国と連絡を取ることをやめ、普通に暮らすことにした。そうしてようやく平静を取り戻すことができたという。(翻訳・編集/本郷)

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