Record China 2013年1月25日(金) 14時42分
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25日、人民網は京華時報の特約論説員である賈秀東氏が書いた日中関係に関する記事を掲載した。資料写真。
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2013年1月25日、人民網は京華時報の特約論説員である賈秀東(ジア・シウドン)氏が書いた日中関係に関する記事を掲載した。以下はその内容。
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公明党の山口那津男代表は今月22日に北京入りした。山口氏の訪問が日中関係に転機をもたらすかどうかに、日中両国の世論は注目している。
山口氏が代表を務める公明党は日中関係の発展に長年積極的な姿勢を堅持している。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題と日中関係に関する訪中前のいくつかの談話から、現在の日中関係の状況に対する山口氏の憂慮と考え方が垣間見える。山口氏の考え方は次の数点に帰結できる。1)日中関係の重要性を強調2)対話による問題解決を主張3)釣魚島(尖閣諸島)の沈静化を「現在最善の選択肢」と見なすなどだ。
先日個人として訪中した鳩山由紀夫元首相も同様の観点や主張を表明した。これは日本国内に日中関係を重視し、両国関係の膠着局面の打開を図るポジティブなエネルギーが存在し、日中関係の積極的要素を構成していることの反映だ。公明党は現在、安倍氏を代表とする自民党と連立政権を組んでいる。与党である山口氏と公明党の政策と主張は、中心的与党である自民党に一定の影響を与える。安倍氏は訪中前の山口氏との会談で、「日中両国間に摩擦が生じているが、この訪問が政治対話による関係改善への第一歩となることを希望する」と述べた。これは安倍氏が山口氏訪中のプラスの意義を認めたうえで、習近平(シー・ジンピン)総書記への親書を託したことを物語っている。
だが、安倍氏に日中関係立て直しへの準備はできているのか?
今世紀に入り、日中関係は自民党の小泉純一郎政権期に一度谷底に陥った。安倍氏は最初の首相就任後すぐに日中関係改善を課題に上げた。民主党政権発足後、両国関係は鳩山由紀夫内閣時に大きく改善したが、菅直人、野田佳彦両内閣時に釣魚島(尖閣諸島)問題のために再び難局に陥った。与党が民主党であれ自民党であれ、対中関係には悪化と改善の両方の可能性があることがわかる。安倍氏のような政治家も中国とのつきあいにおいてブレがある。
安倍氏は今回首相に返り咲いてから、口先では日中関係の改善を訴えたが、理念と行動は遅々としてそれに追いつかず、それどころか対中迂回外交を行い、「民主主義安全保障ダイヤモンド」戦略を売り込んでいる。これら1つ1つから、安倍氏が心の中で空想しているのは実は対中「包囲」「牽制」「抑止」であり、あらゆる手を尽くして日本の対中カードを増やすことではないかと疑わざるを得ない。安倍内閣は日本の侵略の歴史を否認し、平和憲法の改正を主張し、中国を「仮想敵」さらには真の敵と見なす政治家で溢れている。現在、日本の2大与野党である自民党も民主党も、日中関係の改善と発展に尽力するとの戦略的共通認識を欠いている。
釣魚島(尖閣諸島)問題における中国の基本的立場は、国家の領土主権を確固不動として守ると同時に、領土紛争の対話と協議による解決を主張するという2点だ。つまり、安倍氏が釣魚島(尖閣諸島)情勢を緩和させ、席について話し合いたいと言うのなら、中国は歓迎するし、安倍氏が釣魚島(尖閣諸島)情勢を激化させ、中国と張り合うと言うのなら、中国は受けて立つということだ。
もし安倍氏に日中関係を立て直す誠意があるのなら、日本国内で有意義な世論の下地を作り、民意を誘導することに着手すべきだ。それ以上に鍵となるのは、日本が新たな挑発行為の出現を避けることだ。山口氏の訪問が安倍氏の述べたように「政治対話による関係改善」への第一歩となることを希望する。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)
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