天安門事件言及のトウ小平氏伝記、北京で出版=著者「画期的」―米華字メディア

Record China    2013年1月26日(土) 11時43分

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24日、米の中国問題専門家エズラ・ボーゲル氏の著書「トウ小平の時代」の中国語版が北京で出版された。1989年の天安門事件にも触れており、ボーゲル氏は「中国での出版は画期的だ」と話している。

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2013年1月24日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、米の中国問題専門家エズラ・ボーゲル氏の著書「トウ小平の時代」の中国語版が18日、中国・北京で出版された。同書は1989年の天安門事件にも触れており、ボーゲル氏は「中国での出版は画期的だ」と話している。

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トウ氏の伝記である「トウ小平の時代」は、11年に英語版が出版された。中国語版は約65万字に及び、うち約3万字を割いた「北京・一九八九」の項で天安門事件に言及。香港で出版された無修正版より1万字少ないものの、事件の経過について詳細に記述している。

週刊誌・亜州週刊によると、同書は国家新聞出版局の検閲・修正を経ており、習近平(シー・ジンピン)総書記も昨年秋の第18回共産党大会前に目を通しているという。書籍は通常、出版前に各メディアに贈呈されるが、今回は直前まで秘密にされた“電撃出版”になった。事前に政府の保守派や改革派の目に触れ、出版が差し止められるのを避ける目的があったともみられる。

中国では禁句である天安門事件に触れた書籍が、北京で出版されるのは画期的。ボーゲル氏は各メディアの取材に対し「大変うれしい。国民は自国の歴史を正確に知るべきで、あれほどの重大事件を隠すべきではない」と話している。(翻訳・編集/AA)

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