中国が開発する「未来の2階建て高速鉄道」はこんな感じ!―中国メディア

Record China    2019年2月20日(水) 7時10分

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18日、科技日報は、中国で今後開発される予定の2階建て高速鉄道列車の模型が公開されたと報じた。写真は科技日報より。

2019年2月18日、科技日報は、中国で今後開発される予定の2階建て高速鉄道列車の模型が公開されたと報じた。

記事は、18日に中国科学院が研究開発した未来の2階建て高速鉄道列車のコンセプト模型がメディアに公開され、注目を集めたと紹介。「列車の高速走行では、カーブを曲がる際に遠心力によって安定性が失われるが、この点が2階建て高速列車の研究開発における最も重要なポイントの1つだ」としたうえで、西南交通大学の張衛華(ジャン・ウェイホア)教授が「低重心、大容量といった技術の問題を解決できれば、2階建て列車の速度は1階建て同様時速350キロを出すことができる」と語ったことを伝えた。

そして、長い歴史を持つ高速鉄道大国では2階建て列車技術がすでに成熟しているとし、度重なる改良により50%の輸送量向上を実現し、運行時速320キロに達した仏TGV Duplexとともに、1997年に運行を開始し、16両編成で1634人を乗せて時速240キロで走行する日本のE4系新幹線を紹介している。

そのうえで「わが国の2階建て列車の研究も進んでいる」とし、昨年11月に中国中車株洲電力機車が開発した動力分散型アルミニウム合金2階建て列車が初めて公開されたと紹介。流線型の先頭部分を持ち、4両、6両、8両編成が可能で、8両編成の場合最大定員は1708人に達するとした。張氏によると、2階建て車両も既存の1階建て車両と同じ線路や架線を利用することができるという。(翻訳・編集/川尻

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