徹夜で並ぶ人も！美術学院の出願に学生ら殺到―重慶市

2007年3月29日、重慶市四川美術学院の出願受付が始まった。30℃を超える気温の中、大勢の出願者が集まった。午前8時の段階ですでに数百人もの出願者が集まっており、10時には列に並ぶ学生と付き添い者の数は1000人を超えていた。

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ある出願者は、「昨夜11時に来たら、もう数十人並んでいた」と言う。日傘や椅子などを準備して、この“持久戦”に備えている人も多い。列の中には孫の代わりに列に並んでいる70才になるお年寄りの姿もあった。4時間待っても順番はまだまだ来そうになく、陽射しが頭に照り付ける。「暑くてたまらないが、孫のためだから気にならない」とお年寄りは話してくれた。現場には、水やゆで卵、さらには教科書などの本を売る人まで現れた。

四川美術学院は今年中国全土から1650名の学生を受け入れる予定で、うち1000人が重慶市外からの枠だ。すでにこの日に並んだ人を含め、すでに4万3000人の出願を集めている。競争率は厳しいが、出願者数は昨年を超えているという。（翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘）