怒りをため込む韓国人、ドイツ人の6倍―韓国メディア

Record China    2019年2月21日(木) 0時30分

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19日、観察者網は、韓国では重度の鬱積(うっせき)を抱えている人の割合がドイツの6倍にも達しており、その主要因が「努力を認めてもらえない」ことであるとする、韓国メディアの報道を伝えた。資料写真。

2019年2月19日、観察者網は、韓国では重度の鬱積(うっせき)を抱えている人の割合がドイツの6倍にも達しており、その主要因が「努力を認めてもらえない」ことであるとする、韓国メディアの報道を伝えた。

記事は、韓国紙ハンギョレ新聞の18日付報道を引用し、ソウル大学幸福研究センターが昨年12月に発表した「韓国社会と鬱積」の研究結果を紹介。研究グループは2024人の成人を対象に、生活の中で「思い出すだけで怒りを覚えること」「正義に反し、極めて不公平に感じること」「相手に仕返ししてやりたいと思うこと」の有無など19項目について質問するアンケート調査を実施し、「全くない」の0点から「非常に多い」の4点までの5段階で回答を得たとしている。

その回答結果を分析したところ、14.7%が日常生活に影響を及ぼすような「重度の鬱積」を常に抱えていることが明らかになり、ドイツの2.5%に比べて約6倍にも高い値になったと紹介。中でも、64.1%が「努力が認められないうえ、一度ミスを下だけで非難される」と回答するなど、自分の努力が他人に認められないことに強い憤りを覚えている人が多いことが分かったと伝えた。

研究グループは、自らの価値や努力が他人から認められないことで悔しさを覚え、鬱積が深刻化していく状況を「無効社会」と定義している。

記事は、鬱積の蓄積が深刻化すると心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる可能性があると説明。PTSD発症者は「世の中は公平である」との認識が他社より低くなる傾向があるとし、韓国社会の公平度についての質問では、PTSD発症者群の平均値が10点満点で3.6点となり、非PTSD群の平均である4.4点を下回ったと伝えた。(翻訳・編集/川尻

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