ネット検閲の専門家にビザを与えるな=米活動家がホワイトハウスに請願書―米メディア

Record China    2013年1月29日(火) 9時56分

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25日、米国の活動家がホワイトハウスの請願サイトで、中国の検閲システムであるグレートファイアウォール等の検閲システムの設計者を入国禁止にすべきだとする活動を開始した。写真は方浜興氏。

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2013年1月25日、米国の活動家がホワイトハウスの請願サイトで、中国の検閲システムであるグレートファイアウォール等の検閲システムの設計者を入国禁止にすべきだとする活動を開始した。米ラジオ局・ボイス・オブ・アメリカが伝えた。

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請願書では、情報技術を駆使する者は国と国とのコミュニケーションと知識の交流を必要とするのが普通だと述べられ、「一部の人間がその技能と技術を使って、人々のネット利用を妨げる政府の手助けをするならば、あらゆる国はその行為を食い止めなければならない。このような人物が米国へ入国して技術会議などの活動に参加しようとする場合、一貫して自由を重んじてきた政府は、その人物の入国を拒否するべきである」と主張している。

請願書のリンクによると、中国政府のグレートファイアウォールを構築した人物として、方浜興(ファン・ビンシン)氏、熊剛(シオン・ガン)氏、韓偉力(ハン・ウェイリー)氏の名前が挙がっている。方浜興氏は中国工程院の院士で、北京郵電大学教授、中国科学院計算技術研究所のネットワーク部門の首席科学家を務める。熊剛氏は中国科学院で情報セキュリティを研究するエンジニアで、韓偉力氏は復旦大学ソフトウェア学院で教鞭をとっている。

中国では、敏感な内容の情報を政府がファイアウォールによって選別し、ユーザーによる情報の公表を阻んでいる。そのため、ユーザーが国外サイトの情報を得るには「壁を越える」必要がある。

米国政府の外交政策では、ネットワークの自由を提唱している。クリントン国務長官は昨年も複数回にわたってネットの自由を提唱し、ネットを制限している政府が言論の制限を解除し、国民に基本的権利を返すよう呼びかけている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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