中国を覆う有害濃霧、日本の国土3倍に相当=北京市は発生日数が1954年以来最多―中国メディア

Record China    2013年1月30日(水) 16時24分

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30日、中国の有害物質を含んだ濃霧がここ数日再び深刻化しており、日本の国土の3倍以上に当たる約130万平方キロメートルを包み込んでいる。写真は今月27日北京市で発生した濃霧。

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2013年1月30日、中国の有害物質を含んだ濃霧がここ数日再び深刻化しており、日本の国土の3倍以上に当たる約130万平方キロメートルを包み込んでいる。新華網が報じた。

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中国環境保護部の責任者によると、今月28日午前10時(現地時間)から翌29日の同時間までの24時間の間に、中国中東部地域で発生していた濃霧が、北京市や天津市、河北省石家荘市、山東省済南市などに拡大し、大気汚染指数が最悪の「深刻な汚染(6級)」に悪化。また、河南省鄭州市や湖北省武漢市、陝西省西安市、安徽省合肥市、江蘇省南京市、遼寧省瀋陽市、吉林省長春市なども2番目に深刻な「重度汚染(5級)」に悪化した。

同期間中、大気汚染の主要原因となっている車の排ガスなどに含まれる微小粒子状物質「PM2.5」の平均濃度は、354マイクログラム/立方メートル。前日の同期間に比べて、明らかに悪化したという。

北京市気象台の統計によると、今月29日の時点で、1月のうち濃霧が発生した日は24日間に上り、同期では1954年以来最多を記録した。

近年、中国の都市部における大気汚染を原因とする濃霧の深刻化に伴い注目されるようになった「PM2.5」は、粒径が極めて小さいため、鼻や気管支の粘膜に捕らえられることなく、肺の奥深くまで入り、健康への影響も大きいとされている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山)

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