Record China 2013年1月31日(木) 13時42分
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30日、尖閣問題における「中台の協力関係はない」との主張が台湾野党筋から出ていることがわかった。写真は2003年10月、尖閣領有権を主張する民間団体。中国・香港・台湾の構成員で活動を行った。
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2013年1月24日、尖閣諸島の領有権を主張するとして台湾を出航した民間活動団体の漁船が、接続水域にまで入った。この時、護衛として巡視艇を同行させていた台湾・海岸巡防署(=海上保安庁に相当)が、接近してきた中国の海洋監視船に対して退去を求めている。尖閣問題における中台の連携を拒否しているように見える行動だが、それでも可能性の払しょくできない“中台の協力関係”について、このほど台湾で動きがあった。中国の衛星テレビ局・東南衛視の30日の報道。
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24日未明、台湾を出航した遊漁船・全家福号には、台湾の中華保釣協会と香港の世界華人保釣連盟の構成員が乗船していた。これに、台湾・海岸巡防署の巡視艇4隻が同行している。接続水域に接近すると、一時は海上保安庁の公船と対峙(たいじ)する事態となった。その後、なぜか魚釣島の西南西沖に中国の海洋監視船「海監」3隻が出現する。この時、台湾・海岸巡防署の巡視艇は「尖閣諸島は中華民国の領土です。ここは中華民国の尖閣海域です。即座に退去を」と求めている。
この翌日に当たる25日、台湾野党の台聯党と民進党による代表団が日本政府系のシンクタンクを訪問し、「尖閣問題において、中台は一切協力関係にない」と明言したという。「台湾は日本および日米安全保障条約を挑発するようなことはしない」とし、「中国の介入を避けるためにも、日台漁業協定の早急な締結を」と提言してきたという。
さらに、来月3日には蘇貞昌(スー・ジェンチャン)民進党主席が来日し、石原慎太郎前東京都知事と会見の場を持つという。尖閣問題について強硬派の石原氏と接触することについては、党内でも「彼の主張はあまりに国際世論とかけ離れている」と争議の的になったようだ。
30日、中国国務院台湾事務弁公室の楊毅(ヤン・イー)報道官はこれを受けて、「釣魚島とその付属島嶼(とうしょ)は中国固有の領土である。この領有権を守ることは、中国・台湾の同胞が担う共同責任」と主張している。(翻訳・編集/愛玉)
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