2年後には高級ブランド品の6割がメイド・イン・チャイナに？

現在、多くの有名ブランドは中国に生産拠点を設けている。あなたが持つ海外ブランドのカバンや時計、スーツなどはもしかしたら中国製かもしれない。

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記者は、実際に中国でブランド品が売られている北京市朝陽区の国貿センターを訪ねてみた。まばゆいほど豪華な店内に、ルイ・ヴィトンの新作が陳列されている。ポップに小さく値段が書かれているばかりで、生産地は書かれていない。店員に尋ねたところ、「すべてフランスで生産されたものだ」と答えた。ルイ・ヴィトンの中国代理店広報担当者は「ルイ・ヴィトンは中国に生産拠点を持っておらず、今後もその計画はない。すべての商品は中国国外で作られたもの」と話す。

だが、ルイ・ヴィトンの公式発表とは裏腹に、実際にはルイ・ヴィトンは今年初めに委託生産先の企業と契約し、杭州に生産拠点を建築中だと伝えられている。現在は中国製のルイ・ヴィトンはこの世に存在しないが、あと何年かしたらメイド・イン・チャイナのルイ・ヴィトンが世界に出回るのかもしれない。ブランド品に詳しいある関係者は、2年後には国際的ブランドのおよそ6割が中国で生産されるだろうとの見通しを示している。（翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘）