Record China 2019年3月1日(金) 19時20分
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26日、奈良を訪れた観光客がシカにかまれるなどの事故が過去最多となった問題をめぐり、華字紙・日本新華僑報は「シカによる事故が与えてくれる教え」と題する記事を掲載した。写真は奈良公園。
2019年2月26日、奈良を訪れた観光客がシカにかまれるなどの事故が過去最多となった問題をめぐり、華字紙・日本新華僑報は「シカによる事故が与えてくれる教え」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「日本を訪れる外国人観光客の増加に伴い、奈良は名実ともに観光の名所になった」と紹介。多くの外国人観光客が奈良を目指す原因として「シカとの触れ合い」を挙げ、「えさをあげたり、一緒に記念撮影できたりすることが観光客らを引き付けている。だが最近見られるシカにかまれるなどの事故が人々に恐怖心を抱かせた」と指摘する。
記事は、18年4月から19年1月末までの負傷者数は5年前の4倍の209人に上ると述べ、「なぜこうした事故が頻発するのか」とした上で、観光客の気の緩みやシカの気性が荒くなる時期があることを説明。「奈良公園を訪れると至るところでシカを見ることができる。人懐っこく、観光客は身を守ろうという意識を一時的に失ってしまう。えさをちらつかせてシカを怒らせてしまうこともある」「多くの外国人観光客がシカを家の中で飼うネコやイヌと同様に考え、いつでもなでたり遊んだりできると誤解している」などと指摘し、気性については「発情期や出産期に荒くなるため、こうした時期に奈良を訪れる観光客は『シカが敏感になっている』という意識を持つべき」と注意を呼び掛けた。
記事は、公園や周辺の店に日本語と複数の外国語で書かれたえさやりに関する注意書きがあることにも触れ、「旅に出発する前にしっかり学習し、旅先では注意深く行動する。これが、奈良の事故が与えてくれる教えのはずだ」と締めくくった。(翻訳・編集/野谷)
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