6人全員死亡、事故隠しが明らかに―北京地下鉄工事

Record China    2007年3月31日(土) 10時31分

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2007年3月30日、北京の崩落事故で、行方不明になっていた作業員6人全員が見つかり、病院に搬送されたが、全員の死亡が確認された。発生から3日、驚くべき「事故隠し」が発覚した。

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2007年3月30日、北京の地下鉄工事現場で28日に発生した崩落事故で、行方不明になっていた作業員6人全員が見つかり、病院に搬送されたが、全員の死亡が確認された。最悪の結果となったこの事故は、発生から3日経ち、関係者の証言などから驚くべき「事故隠し」が発覚した。不測の事故ではなく、人災との見方も出ている。

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現場責任者は事故発生直後、現場の門を閉鎖し、作業員全員を閉じ込め、さらに携帯電話も没収し、外から事故について聞かれたら「何も知らない」と答えるように指示していた。事態の深刻さに作業員の1人が出身地の河南省警察に通報、北京の警察に連絡が入り、ようやくの出動となった。

また、工事が「孫請け」だったことが事故を招いた可能性も出てきた。約150人の作業員を束ねる責任者2人も元請からの委託で、ずさんな施工管理だった。経費削減と工期短縮のため、わずかな残業代で1日12時間労働を強いていたため、作業員には疲労と不満が蓄積していたという。(翻訳編集・WF)

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