2013年2月2日、韓国紙・朝鮮日報は記事「韓国企業に手引き、“LOVE”で中国人の心を動かせ」を掲載した。

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急成長が続く中国はもはや「世界の工場」から「世界の市場」に転換したとも言われている。中国シフトを続ける韓国にとっても中国市場での成功はきわめて重要だが、それは簡単な任務ではない。中国市場でポジションを築いたと言われる韓国企業は5社に満たないとも言われている。

中国市場での成功にはコネが欠かせないというが、必要なのはそれだけではない。世界経営研究院（IGM）の崔鳳華（ツイ・フォンホア）研究員はL（Luxury、奢侈品）、O（Observation、観察）、V（Volunteer、公益活動）、E（Early、迅速さ）、すなわちLOVEの4つが重要だと説く。

中国市場の変化は他のどの国の市場よりも早い。観察を重ねた上で迅速に取り組まなければならない。また、どの国であってもCSR（企業の社会的責任）は重要だが、中国人は外国製品を熱狂的に愛する一方で、民族のプライドを傷つけられると激烈に反応することを覚えておくべきだろう。

08年の四川大地震でマクドナルド中国は150万元（約2250万円）の寄付を発表したが、あれだけ儲けていてたったそれだけか、とバッシングされた。そして中国で最も有望な市場は奢侈品であることも注目するべきだ。10年、高級車ロールス・ロイスの販売台数は前年比800％増を記録した。格差社会化が強まるなか、富裕層の「富を見せびらかしたい」という欲求はますます強烈になっている。（翻訳・編集/KT）