Record China 2013年2月5日(火) 13時29分
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4日、中国のテレビ界では日中戦争を題材にした抗日ドラマがあふれているが、最近では史実とかけ離れた内容の荒唐無稽なドラマが増えている。写真は横店影視城で撮影中の抗日ドラマ。
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2013年2月4日、華声在線は、中国のテレビ界に氾濫している日中戦争を題材にした抗日ドラマが最近、あまりにも史実とかけ離れた荒唐無稽で低俗な内容に変化していると伝えた。
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抗日戦争の英雄がカンフーの達人で、素手で日本兵を引き裂くなど、バッタバッタと倒していく。さらには武侠小説のヒーローの霊が降りてきた主人公が、小刀を投げて日本軍の大砲を爆発させ、数百人の日本兵が爆死する。最近の抗日ドラマで見かけるシーンだ。2012年の1年間でゴールデンタイムに放送されたドラマは200本以上だが、そのうち抗日ドラマが70本以上を占めている。今年に入り、抗日ドラマの勢いは衰えるどころか、盛んになるばかりだ。中国・浙江省に構えるアジア最大級の映画撮影所・横店影視城の運営会社によると、現在横店では19本のドラマの撮影を行っているが、そのうちの9本が抗日ドラマだという。
関係者によると、抗日ドラマが増えた原因の1つに視聴者の高齢化がある。抗日ドラマは高齢男性に人気があるというのだ。ある脚本家は「抗日ドラマは他のジャンルの作品と比べて書きやすい。制作サイドはとにかく『他と違う、他にはないもの』を求めてくる。だから日本軍との戦闘でカンフーや飛剣を使ったり、日本の女スパイが中国人将校と恋に落ちたりするんだよ」と話す。
このような抗日ドラマの氾濫について、中国のネットユーザーたちは「横店は重慶や延安を超えた。横店は抗日戦争の総本部だ!」「『どうすればもっと早く抗日戦争に勝利できたか』を友人にたずねたら、彼は一言『横店に行け!』だって」「横店で死んだ日本兵を並べたら、地球3周するぞ」「現在の抗日ドラマはますます常軌を逸している。水の上を歩いたり、空中で3回転したりして日本軍をやっつけるなんて、本物の抗日戦士が見たらどう思うだろう?」と批判的なコメントを寄せている。(翻訳・編集/本郷)
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