食糧生産量が好調な伸び、3年連続増産―全国農業工作会議

2007年3月31日、開催中の「全国農業工作会議」において、中国の食糧生産量が2004年から3年連続で増産となったことが発表された。3年連続の食糧増産は、1985年以来初となる。また、2007年も4．9億トンと増産の見込みが立っている。

【その他の写真】

食糧生産量の増加と共に、農民の平均収入も順調に上昇中だ。こちらも3年連続、年6％以上の伸びを達成している。

農業部の孫政才（スン・ジェンツァイ）党組書記は、「農業・農村・農民の発展は、政府の支援策の成果」と述べ、安定した食糧供給を達成するためにも、今後も農村への支援を堅持し、耕作面積1億ヘクタールの確保と、単位面積あたりの生産量を年1％以上向上させることを目標として掲げた。特に2007年は農業の更なる強化をテーマとし、科学技術の開発・新型機器の普及・人材の育成面で、大規模な支援策を行うことを言明した。（翻訳・高口康太/編集・饒波貴子）