フライメディア 2019年3月4日(月) 18時20分
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武漢と聞くと、名所「黄鶴楼(こうかくろう)」を思い浮かべる人も多いかもしれないが、ここ武漢に麺好きをうならせる名物麺がある。それが、今回紹介する「熱乾麺」だ。中国五大麺のひとつと言われている。
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武漢と聞くと、名所「黄鶴楼(こうかくろう)」を思い浮かべる人も多いかもしれないが、ここ武漢に麺好きをうならせる名物麺がある。それが、今回紹介する「熱乾麺(熱干面)」だ。日本ではあまり知られていないが、武漢の有名な小吃(シャオチー/店や屋台で食べる軽食)で、中国五大麺のひとつと言われている。
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余談だが、さまざまなネットサイトで中国五大麺として紹介されているのは、「刀削麺、[火会]麺、担担麺、炸醤麺、熱乾麺」なのだが、中国の地方ではまだまだ多くの代表的な麺料理があり、一概にこれらを“五大麺”と言えないとの意見も多くあるらしい。ともあれ、熱乾麺は武漢市民だけではなく、全国で根強いファンが多いことがうかがえる。
熱乾麺は、武漢の朝ごはんの定番で、武漢市民のソウルフードとも言える。そのため、屋台から五つ星ホテルのレストランまで、どこでもこの「熱乾麺」を見かける。「熱乾麺」はどんな麺かというと、汁無しの麺で、ゆでた麺の上に、ネギ、パクチー、ザーサイなどの薬味や様々な調味料をトッピングして、まぜてから食べる。
味付けはシンプルで、醤油、ゴマペースト、ラー油など。全体的には、甘辛く、やや濃い味で、色は、ゴマペーストがからむので、黒みがかっている。ちかい味でいうと、ゴマ風味がきいた汁なし担々麺(タンタン麺)だ。
現地で有名な老舗は「蔡林記熱乾麺館」で、市内にいくつも支店がある。現地のタクシードライバーに熱乾麺を食べるのにおすすめの店をたずねると、たいてい「やはり老舗の蔡林記かな」との答えがかえってくる。蔡林記の店内は、ローカル色が濃く、地元の人だけではなく、国内外の観光客にも人気が高い。ピークはやはり朝だという。
気になるメニューだが、「熱乾麺」だけでも具材により数種類ある。定番を聞くと、一番シンプルな「全料熱乾麺」で、値段は5元(約80円)。麺をゆでて、味付けするだけなので、注文を受けてからつくる。待つこと数分で出来上がり、後は好みの薬味をいれたりすればOK!海老入りや牛肉入り熱乾麺も人気だ!
熱乾麺を注文すると、店員が「地元では熱乾麺を食べるときに豆乳か豆沙(おしるこ)を飲むのよ!」と、ツウの食べ方をおすすめ。確かに汁(しる)がないので、何か飲み物があったほうが食べやすいのだろう。
スーパー、コンビニや空港などで、インスタントの「熱乾麺」も販売しているので、お土産にもできるが、やはり、武漢に行く機会があればぜひ現地で味わいたい。(提供/フライメディア)
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