北朝鮮、春節の日に核実験を実施か=オバマ大統領の一般教書演説に合わせるとの予測も―韓国メディア

Record China    2013年2月6日(水) 10時10分

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韓国メディアによると、北朝鮮による3度目の核実験が春節前後に行われる可能性が高いという。写真は中国と北朝鮮の国境地帯。

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2013年2月5日、韓国メディアによると、北朝鮮による3度目の核実験が春節前後に行われる可能性が高いという。新聞晩報が伝えた。

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韓国の柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官は、4日の国会外交通商統一委員会全体会議で、「北朝鮮は核実験を行う可能性が高い」と述べ、すでに複数の核兵器を製造する能力を持ち、初となる高濃縮ウランを燃料にする可能性にも言及した。

金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官は、オバマ大統領が一般教書演説を行う2月12日、または米国の祝日である2月18日の「大統領の日」に3度目の実験を行う可能性が高いと述べた。別の専門家によると、今年の春節である2月10日、あるいは金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日にあたる2月16日に実施される可能性があるという。

韓国政府の情報筋によると、北朝鮮の核実験場に政府高官を乗せた車両が入っており、実験に向けた最終検査が行われている推測されている。

柳長官は、「北朝鮮が国民の生活を顧みず、限られた資源を核開発に投入すれば、国際社会の非難と制裁を受けることになるだろう」と批判、金長官は、「3度目の実験が行われれば、国連安全保障理事会は、金融制裁、船舶への検査を含むさらに厳しい制裁措置をとることになるだろう」と述べた。

韓国外交通商部の林聖男(リム・ソンナム)朝鮮半島和平交渉本部長は4日、北京を訪問し、武大偉(ウー・ダーウェイ)朝鮮半島問題特別代表と会談した。林氏と武氏は、北朝鮮によるロケット発射実験につぐ核実験に憂慮を示し、北朝鮮による再びの挑発は朝鮮半島の非核化と安定にとって脅威であるとの見方で一致した。林氏は中国側に対し、最も影響力のある国として、実験の阻止に全力を尽くすことを求めた。

さらに林氏は、北朝鮮が実験を強行した場合に、中国、米国、韓国を始めとする主要国が共同で制裁を行うことを提案している。だが、中国側は、実験を行なっていない段階で制裁について取り上げることは北朝鮮を刺激することになるとして、援助の削減等の点では合意には至らなかったという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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