環境保護の切り札「バイオマス発電」に成功―山東省

Record China    2007年3月31日(土) 15時58分

拡大

2007年3月29日、山東省の企業・国能社が進める「山東墾利生物発電プロジェクト」のバイオマス発電が成功した。二酸化炭素の排出量が極めて少なく、環境保護の切り札として期待されるバイオマス発電は、今後ますます推進されていくだろう。

(1 / 9 枚)

2007年3月29日、山東省の企業・国能社が進める「山東墾利生物発電プロジェクト」のバイオマス発電が成功したことがわかった。バイオマス発電は、二酸化炭素の排出量が極めて少なく、環境保護の切り札として期待されている発電方式だ。

その他の写真

「山東墾利生物発電プロジェクト」は、山東省で初めて認可されたバイオマス発電所となる。デンマークの先進的なバイオマス発電技術を用いて建設され、発電のために付近で栽培されている綿の茎が再利用される。綿の茎は年間20万トン利用され、1兆6500万キロワットの発電が可能となる予定。この発電量は石炭8万トン分に相当するそうだ。その上、火力発電と比べると、二酸化炭素の排出量が6000トンも少ないという。

現在、中国各地には、続々とバイオマス発電所が建設されており、その人気は高まるばかりだ。すでに石炭・石油・天然ガスに続くエネルギー供給源となっている。資源節約・環境保護・サステナビリティ(持続可能性)などが注目される中、バイオマス発電は、今後ますます推進されていくだろう。(翻訳・高口康太/編集・饒波貴子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携