急速に発展する外食産業、今後も期待―政府商務部発表

2007年3月29日、政府商務部は中国外食産業の2006年度の統計と今後の見通しについて発表した。

【その他の写真】

発表によると、2006年の1人あたりの外食産業への年間平均支出額は、915元（約13725円）。前年比17％の増加で、高い成長を続けている。また、2007年の外食産業の売り上げ額は、1兆2100億元（約18兆1500億円）に達する見通しだという。

すさまじい勢いで発展する中国の外食産業だが、1人あたりの年間平均支出額は米ドルにすると100ドル（約11735 万円）を少し超える程度。アメリカの1600米ドル（約187760円）、フランスの1050米ドル（約123217円）と比較すると、まだまだ発展の余地があると言えそうだ。特に現在の外食産業の発展は都市部に集中しており、今後農村部での発展が見込まれる。

外食形式の近年の大きな特徴として挙げられるのは多様化で、ビジネス・イベント・ホームデリバリー・旅行・娯楽活動などのさまざまな場面で、必要とされてきた。今後需要に対応できる、多様な経営形態が必要とされる。（翻訳・高口康太/編集・饒波貴子）