これだけ違う、中国と台湾の春節=中国人は早いうちからお年玉を卒業?―台湾メディア

Record China    2013年2月11日(月) 21時50分

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8日、春節は中華圏で最も大切な祝日だ。中国と台湾での春節の過ごし方には、それぞれ違いが存在するという。写真は北京、雍和宮を参拝に訪れる人々。

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2013年2月8日、春節は中華圏で最も大切な祝日だ。中国と台湾での春節の過ごし方には、それぞれ違いが存在するという。台湾・今日新聞網の報道を、中国新聞網が伝えた。

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春節は新しい年の始まりであり、紅包と呼ばれるお年玉や、年越しの料理など、古くから伝わる伝統文化が存在する。中国と台湾で、これらの文化に対する見方は異なっているのだろうか。台湾のシンクタンク・創市際市場研究顧問のアンケート調査によると、どちらも携帯電話のメッセージによって親しい人にあいさつを送るのが一般的で、自宅で年越しの料理を食べることが多い。だが、中国の方が台湾よりも行事に対して積極的に関わる傾向にある。

お正月といえばお年玉だが、調査によると、「18歳以上はお年玉をもらうべきではない」と考えるネットユーザーの割合が、台湾では18%であるのに対し、中国では28%となった。これは、中国人は台湾人に比べて社会に出るのが早いためだと考えられる。

親類や友人同士があいさつを交わすのも、春節特有の文化だが、台湾のネットユーザーが新年のあいさつをする割合は全体的に5割未満であるのに対し、中国ではSNSが28%と低いのを除けば、携帯メール(79%)、電話(73%)などを始め、あいさつを交わす割合が高いという結果が出た。

また、年越しの食事についても伝統の影響からか、自宅で作って食べるという回答が中国台湾ともに多数を占めた。もちろん、レストランも年末年始向けのメニューを提供しているが、台湾ではレストランで買ってきた料理を自宅で食べることが好まれるのに対し、中国では店に食べに行く方が多いという結果になった。

また、今年は春節と時期が重なるバレンタインデーに対する見方も明らかになった。台湾では43%がバレンタインデーを重視しないと回答したのに対し、中国ではわずか18%にとどまった。

同じ春節、バレンタインデーであっても、台湾は比較的落ち着いた態度で迎えているのに対し、中国では積極的に行事を楽しもうという傾向にあるようだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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