中国のごみ輸入禁止が原因、日本で古紙価格が急落=5年4カ月ぶり低水準―中国メディア

Record China    2019年3月13日(水) 6時10分

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11日、華爾街見聞は、中国が破棄物の輸入を制限したことで日本の古紙価格が大幅に下落したと報じた。資料写真。

2019年3月11日、華爾街見聞は、中国が破棄物の輸入を制限したことで日本の古紙価格が大幅に下落したと報じた。

記事は、今月7日に古紙卸売業者による古段ボールの買い取り価格が年初より3割安い7~10円となり、2013年秋依頼、5年4カ月ぶりの低水準となったことを紹介。雑誌や新聞紙の古紙もそれぞれ年初に比べて15%程度価格が下落したと伝えている。

そして、その背景には環境保護を進める中国政府が古紙を含むごみの輸入制限を実施したこと、ごみ処理費用の低減を目的に中国国内で古紙回収が進んでいること、さらに中国国内の段ボール需要が減っていることがあると説明した。

そのうえで、中国が段ボール箱の主要材料である古紙について長きにわたり輸入に依存してきたと紹介。一方で、経済の急成長が一段落し環境保護に重点が置かれ始めた2017年ごろより中国政府が廃棄物の輸入を制限する動きを見せ始めたとした。同年8月に環境保護部が未選別の古紙を輸入禁止とする措置を取って以降、古紙の輸入に対してさまざまな制限を加えるようになり、同時に監督管理を厳格化し、違反者に対して厳しいペナルティを科すようになったと伝えている。

記事はまた、年内までに中国による古紙輸入割り当て量はさらに4割前後減ると見られ、日本国内の古紙在庫増、古紙買い取り価格の下落にさらに拍車がかかるとの見方が強まっていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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