Record China 2013年2月16日(土) 21時47分
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15日、北京に住む元航空エンジニアの男性が自宅の室内に大規模な森を再現している。
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2013年2月15日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、北京に住む元航空エンジニアの男性(77)が自宅の室内に大規模な森を再現している。
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呂克健(リュー・カージエン)さんは48平方メートルの客間にリング状の栽培ポットをしつらえ、これには6本の「大木」が植えられている。自然が好きな呂さんは自宅を緑でいっぱいにしたいと考え、これまで様々な方法での栽培に取り組んできた。この18年間で費やした費用は200万元(約3000万円)にも上る。
呂さんの家の木には根がない。呂さんは木の枝の構造を12種類のモジュールに分け、特許を申請した。これを任意に80〜100個組み立てることで形の異なる木の模型を作り出し、この木の模型にポトスを植え込んでいく。高さ2メートルを超える6本の「大木」に用いられているポトスは約4800株だという。
この「大木」を設置してから、呂さんは家の中の塵が少なくなり、空気も乾燥しなくなったと感じている。汚染物質測定器で計ったところ、家の中の指数は外やビルのエレベーターの指数よりも11〜25%も低く、隣の家よりも12%低かった。
北京大学公共衛生学院の潘小川(パン・シャオチュワン)教授によると、植物の葉の表面には湿度があり、大気中の粒子を吸着し、大気汚染を減らす効果があるという。呂さんは現在も異なる材質でより精緻な木の枝の造形に取り組んでおり、チャンスがあれば企業などと共同で自身の設計したこの「室内大木」をより多くの家庭に広めたいとしている。(翻訳・編集/中原)
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