Record China 2019年3月13日(水) 6時50分
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12日、韓国・KBSなどによると、韓国の最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン院内代表が、文在寅大統領を「金正恩の首席報道官」と呼び、波紋が広がっている。写真は韓国国会。
2019年3月12日、韓国・KBSなどによると、韓国の最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を「金正恩(キム・ジョンウン)の首席報道官」と呼び、波紋が広がっている。
羅代表は12日の国会本会議で「北朝鮮に対する根も葉もない擁護と代弁が恥ずかしい」とし、「今後は『韓国の大統領は金正恩の首席報道官だ』という恥ずかしい話を聞かなくて済むようにしてほしい」と訴えた。
同発言は事前に配られた演説資料にも掲載されていたが、羅代表の口から「金正恩の首席報道官」という言葉が出た瞬間、与党議員らは壇上に詰め寄り、「何を言っているんだ」「謝罪せよ」「演説を中止せよ」などと強く反発し、演説は一時中断された。会場を出て行く議員も続出したという。
混乱は数十分続いたが、文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が仲裁に入り収まった。文議長は「どんなに理不尽な話でも聞いて、その中から正しいことを見つけようとするのが民主主義」などと述べ、羅代表に演説を続けるよう指示したという。
その他にも羅代表は「経済と安保という国の軸が揺れている間、文政権はひたすら積弊清算に執着した」「過去との戦いに縛られている間、私たちの生活は完全に破綻した」などと批判したという。
羅代表の発言に、韓国のネットユーザーからは賛否両論の声が上がっている。
「野党院内代表の発言と思えない。まるで極右のユーチューバー。国会では品格のある発言をするべきだ」「行き過ぎた発言。文大統領を大韓民国の大統領として認めないと言っているようなもの」「そう言う羅代表は安倍首相の首席報道官」などと批判する声が上がる一方で、「正しい言葉。文大統領はそう言われても仕方ない行動をしている」「羅代表の考えは国民と一致しているようだ」「そもそも金正恩の首席報道官という言葉は外国のメディアが言った。世界もそう見ているということ」と擁護する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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