中国人、春節中に世界各地で買い物三昧―中国メディア

Record China    2013年2月17日(日) 8時30分

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16日、中国人消費者は国外で旺盛な購買力を見せつけている。春節期間、中国人観光客の海外における消費はより一層際立っていた。資料写真。

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2013年2月16日、近年、中国人消費者は国外で旺盛な購買力を見せつけている。春節期間、中国人観光客の海外における消費はより一層際立っていた。調査によると、中国人観光客の消費は世界各国で経済けん引・雇用増加などの積極的な作用をもたらしており、各国も多くの中国人消費者を誘致するため力を尽くしている。新華社が伝えた。

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▽海外での消費が増加

中国国家観光局のデータによると、海外旅行者数が減少を続ける欧米日とは対照的に、2012年の中国の海外旅行者数は15%増ののべ8000万人に達し、海外旅行者数の増加幅が世界トップとなった。

米ワシントン・ポスト紙は「2012年、中国人の海外消費額は850億ドルに達した。これは世界最高の売上高を誇る石油大手エクソンモービルの年間売上高の2倍に相当する」と報じた。

シンガポール観光局大中華区の周振興代表は「2011年、中国人観光客のシンガポールにおける1人あたり消費額は1337シンガポールドル(約1081ドル)に達した。ちなみに、2002年にはこの額はわずか467シンガポールドル(約377ドル)であり、過去10年間で3倍に増加したことになる」と語った。

タイのあるシンクタンクの報告によると、タイでも中国人観光客の消費水準は高まっており、1日あたり消費額は4600バーツ(約154ドル)に達している。

カナダも中国人に人気の観光地となりつつある。バンクーバー国際空港免税店の店員によると、春節・メーデー・国慶節など中国の休暇期間における売上高はここ数年、同店の年間売上高の約2割を占めている。

▽中国人顧客の誘致に力

中国人観光客は大きなビジネスチャンスをもたらすため、各国は誘致に力を入れている。米バージニア州のあるアウトレットモールでは、中国人観光客を迎えるため、2月10日から24日(旧暦の1月1日から15日)にかけ、中国人向けの特別セールを行っている。同アウトレットモールにあるコーチ(COACH)旗艦店で中国語での接客を担当する黄さんは「ここ数年、中国人は当店の主な顧客であり、1日の売り上げの3〜4割を占める。すでに中国語ができるスタッフを2人配置しているが、それでも足りないくらい」と語った。

中国人観光客により良いサービスを提供するため、バンクーバー国際空港の免税店も休暇のピーク前には人気商品の在庫を増やし、中国の祝日にあわせた試食イベントを実施するなど、準備を行っている。

また、ロシアでも一部の店舗が銀聯カードの使用に対応しているほか、一部の店舗では中国語の話せる店員を雇っている。モスクワ・赤の広場にある有名な国営百貨店でも中国語の案内標識を設置し始めた。このほか、中国語のメニューを置くレストランも増えており、中国語が話せるガイドの報酬も高まっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/TF)

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