中国人女性が日本のタクシーで無賃乗車、運転手は1枚の紙を取り出し…=中国ネット「心温まる!」「悪用する人が出ませんように」

Record China    2019年3月14日(木) 20時40分

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中国版ツイッター・微博で400万のフォロワーを持つ在日中国人ブロガーが13日、「友人が日本で実際に体験したこと」と題して、タクシーに無賃乗車した時のエピソードを紹介した。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で400万のフォロワーを持つ在日中国人ブロガーが13日、「友人が日本で実際に体験したこと」と題して、タクシーに無賃乗車した時のエピソードを紹介した。

投稿によると、ブロガーの友人の女性は、日本でタクシーに乗り目的地に着いた際、財布を会社に置きっぱなしにしてきたことに気付いた。ウィーチャットペイ(微信支付。電子マネー)も使えず、「会社に財布を取りに戻らないといけないの?」と青ざめていたところ、運転手から1枚の紙を手渡された。それは、振込先と振込金額、タクシー会社の社名が記された「未払い料金振込確認書」だった。運転手は「後で振り込んでいただければ結構ですから」と告げ、名刺や身分証の提示などは求めなかったという。投稿には実際に受け取った「振込確認書」の写真も添付されており、そこにはタクシー料金として「3、940円」と記されている。

これに対し、ネットユーザーからは「心温まる!」「日本のこういう互いを信用するところに感動させられる」「私も以前(日本で)同じようなことがあった。お金が足りなかったら、運転手さんが『次に乗ったときでいいです』って言ってくれた」「相手が先に自分を信じてくれたら、それを裏切ることなんてできないよね」「人と人との信用は、どんな証明書よりも力がある。ここまでできれば、私たちの社会も進歩したと言える」といったコメントが続々と寄せられた。

また、「この投稿を見て、日本でこの方法を悪用する(お金がないとうそをついて払わずに逃げる)人が出ないことを願う。東京で部屋を借りて、家賃滞納したまま中国に逃げ帰ったのがいたから」と懸念するコメントもあり、多くの賛同が集まっている。

一方で、「(国内で)タクシーで出勤する時に眠ってしまい、降りる時に新しく買ったサングラスを落とした。運転手さんはサングラスを会社まで届けてくれた上、『今の若者は大変そうだね』とリンゴを一つくれた(涙)」「日本のこういうところは確かに素晴らしい。でも、私もタクシーで大連駅に行った時に同じようなことがあった。その時、私は現金を持っていなくて、タクシーも電子マネーに対応していなかった。運転手さんは私が乗る列車の時間を心配してくれて、連絡先も言わずに行ってしまった」「北京でタクシーに乗った時に財布を忘れた。運転手は『次の時でいいよ』と豪快に言った。翌日、運転手に電話すると、『今は遠くにいるからお代はいいよ』って言われた」など、中国での心温まる出来事を紹介するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

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