Record China 2019年3月16日(土) 0時0分
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大連晩報によると、中国でなくなったスマートフォンが1年余り後に韓国で見つかるという騒動があった。
大連外国語大学に通う女性・劉(リウ)さんは、2018年1月に大連の飲食店で数人の韓国人留学生と食事をして寮に戻った後、買ったばかりのiPhone Xがなくなっていることに気付いた。自分の番号に電話をかけてみたが、すでに電源は切られていた。
警察に届けたが、なくした場所と時間がはっきりせず、情報が少なかった。学内の「落とし物係」のネット掲示板でも情報提供が呼び掛けられたが、反応はなかった。
掲示板の管理者の尹(イン)さんが劉さんに代わり「iPhoneを探す」を設定し、紛失した端末をほかの人が使えないようロックした。そして、拾得者に表示するメッセージとして「なくなったiPhoneを返してください」という文字と自身の電話番号を入力した。当時は2人とも、見つかる可能性は低いと思っていたという。
ところが、それから1年余りが経った今年3月12日、尹さんの番号に韓国から電話があった。電話をかけてきたのは韓国釜山在住の華僑で、なくなったiPhoneが現地の警察に届けられ、中国語が分からない警察に代わり、その華僑が表示されたメッセージを翻訳したとのことだった。iPhoneは劉さんらの身元が確認された後、大連に送られてくることになっているという。
劉さんのiPhoneがどのようになくなり、どのようにして韓国まで運ばれたのかについては、現地警察も分かっていないそうだ。しかし、尹さんは「私たちは気にしていない。スマホがどうやって韓国まで行ったにしろ、最終的には戻ってきた。この不思議な事件に、私たちは温かさを感じています」と語っているという。(翻訳・編集/北田)
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