Record China 2019年3月15日(金) 17時20分
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中国四川省成都市の学校で発生した食品衛生問題が物議を醸す中、在中国日本大使館の3年前の中国版ツイッターのツイートが再び注目を集めている。
13日、四川省の成都七中実験学校の小学部の食堂で使用されている食材にカビが生えていたなどの情報が広まり、保護者らが同校に詰め掛けて抗議するなどの騒ぎとなった。中国のメディアやネット上で関連の報道や情報が飛び交う中、経済学者の韓志国(ハン・ジーグオ)氏は15日、在中国日本大使館が2016年3月2日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントでツイートした内容を転載した。
そのツイートは、日本の公立小学校の給食を紹介するもので、「メニューはプロの栄養士が、年齢の異なる児童に応じて細かく組み合わせます。栄養や健康を考慮し、かつ子どもたちが食べ飽きないように。1年生から、給食は児童たちが順番に運び、配膳します。食べ終わった後は食器を元の位置に片付け、ごみの分別をします。全校の教師と児童が同じ給食を食べ、特別扱いはせず、平等という考え方を増進します」などとつづられている。
韓氏はこれに、「(日本は)アレルギーのある子どものために、学校は保護者にアンケートを取る。給食を作る時、アレルギーのある子の分はその食材が取り除かれる。もし、多くのアレルギーがあって学校側の対応の範囲を超える場合には弁当を持参することになるが、そうした子はとても少ない」と付け加えている。
日本大使館のツイートは3年前であるにもかかわらず、ここ数日で数百件のコメントが殺到しており、「これはすごい」「このツイートは、こたえるなあ」「簡単そうに見える食事が、実は簡単ではない。これは日中両国の社会の発展レベルに大きな差があることを表している。中国の子どもたちは健康で栄養ある食事すら食べられない。恥の極みだ」「日本を見てみろよ。全員参加、教師も生徒も平等、オープンで透明性がある」「どこかの『大国』とはだいぶ違うな」といったコメントが寄せられた。
また、冗談交じりに「これは中国に対する挑発だな(笑)」「中国への侮辱だ。当局に通報しよう」という声や、「3年前で良かった。今これをツイートしてたら大変なことになっていただろうな」といった声も少なくない。(北田)
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