原爆で悲惨な損害受けた日本人がキノコ雲をアニメの素材に使っている―中国メディア

Record China    2019年3月17日(日) 14時50分

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中国メディアの漢豊網は、世界で初めて原子爆弾を開発・製造した米国のマンハッタン計画を紹介する記事の中で、原爆で悲惨な損害を受けた日本で、原爆のキノコ雲はアニメの素材として使われていると指摘した。

中国メディアの漢豊網が2019年3月15日付で掲載した記事は、原爆で悲惨な損害を受けた日本で、原爆のキノコ雲はアニメの素材として使われていると指摘した。

第二次世界大戦中に米国が原子爆弾を開発・製造したマンハッタン計画を紹介する記事の冒頭で、日本人にとっての原爆の意味を紹介した。日本が敗戦を受け入れるきっかけとなったのが2発の原爆であり「原爆は日本に極めて悲惨な損害を与えただけでなく、日本国民の心理に巨大な衝撃を与えた」と論じた上で、原爆は日本人にとって「一種の精神的なシンボルになった。日本のアニメでは、キノコ雲が力の放出を示す絶好の表現手段になった」と指摘した。

記事は、質量がエネルギーに変換されることを示したことで、核兵器の登場を予言することになったアインシュタイン博士の特殊相対性理論の方程式や、アインシュタイン博士が1939年に書いたルーズベルト大統領宛の手紙が、マンハッタン計画のきっかけになったことを紹介した。

また、マンハッタン計画は、ノーベル賞受賞者を多数含む1000人以上の科学者や、職員や労働者60万人動員し、プラチナ14万7000トンを使用するなど動員でも物資の面でも巨大計画だったと論じた。

記事はさらに、マンハッタン計画は当時の米国の年間軍事予算の2.27%、GDPの0.8%を要したと紹介。当時の世界を驚嘆させた日本の戦艦「大和」の建造費がGDPの0.63%だったことと比べても、マンハッタン計画は金額そのものでも、国家経済の中に占める比重でも他を圧倒する計画だったと論じた。(翻訳・編集/如月隼人

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