2013年2月20日、中国新聞社によると、中国旅游研究院が旅行用品ブランドと共同で行った調査結果を報告書にまとめて発表した。それによると、中国の富裕層の約7割は海外旅行費用が平均5万元（約75万円）を超える。

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中国旅游研究院は中国国家旅游局直属の専門研究機関で、調査はインターネット、電話、対面での聞き取り方式で行われ、中国のハイエンド消費者の海外旅行に関する好みや習慣、傾向などについて質問が行われた。その結果、富裕層の約90％が旅行に高い関心を示しており、ハイエンドな旅行市場の見通しが明るいことが分かった。

調査によると、富裕層の53％が年に3回以上海外へ旅行に出かけており、1人当たりの旅行費用が平均5万元を超える人の割合は68％、10万元（約150万円）を超える人の割合は28％に上る。富裕層は時間の制限を受けない傾向が強く、49％が旅行は不定期に行っているという。

旅行先はヨーロッパが最も多く、54％の人が1年以内のヨーロッパ旅行を計画している。以下、北米22％、南米19％、アジア18％と続く。宿泊先は国際的に知名度の高いホテルが好まれるが、高級リゾート地や個人の経営する農場も人気で、宿泊先の選択は所在地や知名度、周辺環境や利用者に合わせたサービスが期待できるかなどが基準になっているという。（翻訳・編集/岡田）