中国戦闘機が訓練中に故障、学校への墜落避けようとして脱出せずパイロット死亡―中国メディア

Record China    2019年3月21日(木) 16時10分

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中国海軍の戦闘機が12日に墜落した事故で、搭乗していたパイロットは学校への墜落を避けようとして最後まで脱出せず犠牲になったことが分かった。写真は陝西省の故郷に到着した任永濤飛行士の遺灰。

中国海軍の戦闘機が12日に墜落した事故で、搭乗していたパイロット2人は学校への墜落を避けようとして最後まで脱出せず犠牲になったことが分かった。2019年3月20日付の中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)の報道などで分かった。

これまでの報道を総合すると、事故が発生したのは海南省楽東リー族自治県内。戦闘機が訓練中に故障して墜落した。搭乗していたのは2人で、学校に突っ込みそうになった。2人は最後まで学校への墜落を避けようとしたため、脱出のチャンスを逃したという。飛行機は学校敷地から15メートル離れた水道施設に墜落した。

当時の学校の状況は詳しく紹介されていないが、CCTVは「群衆への被害を避けるため」、中国メディアの西部網は「地上で死傷者は出なかった」「自らを犠牲にして教師と生徒を守った」などと報じた。

搭乗者2人のうちの1人は任永濤(レン・ヨンタオ)飛行士。陝西省出身で36歳、これまでの飛行時間は1623時間だった。もう1人は粘金●(ニエン・ジンシン、●は「品」の「口」を「金」に代える)飛行士。山東省出身で26歳、飛行時間は413時間だった。2人の遺灰は19日までに故郷に送り戻された。(翻訳・編集/如月隼人

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