コロナで打撃の世界自動車産業、中国-アセアン協力には追い風―中国メディア

Record China    2020年9月23日(水) 5時20分

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18日、中国新聞網は中国-アセアン自動車博覧会が広西チワン族自治区柳州市で開幕したと報じた。写真は中国。

2020年9月18日、中国新聞網は中国-アセアン自動車博覧会が広西チワン族自治区柳州市で開幕したと報じた。

記事は、第10回中国-アセアン自動車博覧会が17~21日の日程で中国の新興自動車産業都市である柳州市で開幕したと紹介。中国のほか、マレーシア、フィリピンなどアセアン加盟国の政府関係者、業界関係者が参加し、新型コロナウイルスの感染が続く中での中国とアセアンとの自動車産業分野における協力のチャンスを模索していると伝えた。

そして、中国商務部研究院国際市場研究所の白明(バイ・ミン)副所長が「新型コロナは世界の自動車産業チェーン、サプライチェーンに大きな打撃を与え、特に欧米諸国への影響が大きくなっている。一方、東南アジア諸国の感染状況は最も深刻なものではないため、客観的に見れば中国の自動車企業が東南アジアの市場を開拓するうえでのチャンスとなっている」との見方を示したと紹介している。

その上で、近年中国の自動車企業はアセアン市場進出を続々と試みており、東風、長城といったブランドがすでにタイに工場を建設すべく投資を行っていると伝えた。また、吉利、江淮などのメーカーもマレーシアに組み立て工場を建設し、技術協力を通じて現地での組み立て生産を行っているとした。

記事は、同博覧会に初めて参加した広州にあるインドネシア総領事館の領事が「上汽通用五菱がインドネシアに工場を建設し、現地の発展を促進している」と語るとともに、博覧会に参加することで中国の自動車製品や技術をさらに把握でき、中国とのさらなる協力に向けた多くのチャンスが生まれるとの認識を示したと伝えた。(翻訳・編集/川尻

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