Record China 2019年3月24日(日) 11時20分
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パラセル(西沙)海域でベトナム漁船が、中国公船に体当たりされ沈没したとして、ベトナム側が中国に損害賠償を請求した件について、中国政府の耿爽報道官は「事実を捏造しないでほしい」などと反発した。
パラセル(西沙)諸島海域で操業していたベトナム漁船が、中国公船に体当たりされ沈没したとして、ベトナム側が中国に損害賠償を請求した件について、中国外交部の耿爽報道官は22日の定例記者会見で「事実を捏造(ねつぞう)しないでほしい」などと反発した。
事件あるいは事故が発生したのは今月6日だった。ベトナム側は自国の漁船が中国船に体当たりされて沈没したと主張。ベトナム外務省は20日になり、中国に抗議し損害賠償を要求した。また、ベトナム漁業協会は中国側に30億ドン(約1400万円)の損害賠償を要求しているという。
耿報道官はまず、「西沙諸島は中国の領土であり、いかなる争議も存在しない。われわれはベトナム側が、中国西沙諸島水域と領海内での違法な漁業活動をただちに停止するよう要求する」と述べた上で、6日の事態については「中国公船が現場に到着する前に、ベトナム漁船は暗礁に接触して沈没していた」と従来の説明を繰り返し「ベトナム側は事実を捏造しないでほしい」と主張した。
なお、ベトナム漁船の沈没原因については、中国警備船が放水を行い、逃れようとして暗礁に衝突したとも言われている。(翻訳・編集/如月隼人)
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