100年前の大繁華街、取り壊しが決定―天津市

Record China    2007年4月2日(月) 13時29分

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かつての中国4大繁華街の一つ・天津市南市地区が区画整理されることが決定した。数年後には高級住宅街に生まれ変わることになる。

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天津市南市地区が区画整理されることが決定した。100年の歴史を持つ、近代天津の文化を色濃く残した南市住宅街は姿を消すことになる。

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発表された区画整理案によれば、来年5月までに南市の老朽化した家屋9000戸あまり、計28万平方メートルが取り壊される。2〜3年後には南市地区は近代的な高級住宅街へと生まれ変わることになる。

南市は19世紀末、天津市の開港と租界の設置に伴い発展した地区。マフィアがはびこり、中国当局も租界の外国勢力も取り締まろうとしない「三不管」の地として知られた。上海の城隍廟・北京の天橋・南京の夫子廟とあわせて中国4大娯楽街と呼ばれていた。

今ではもうかつての繁栄の面影はないとはいえ、古き良き天津を知るものにとっては少々寂しいニュースだ。(翻訳/編集・高口康太)

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