Record China 2013年2月27日(水) 7時51分
拡大
25日、中国人民大学農業・農村発展学院の鄭風田副院長は中国環境保護部のサンプル調査を基に、中国の環境汚染の最大の汚染源は工業生産でも都市化の進展でもなく、農業であると指摘した。写真は広西チワン族自治区の農家。
(1 / 6 枚)
2013年2月25日、南方都市報によると、中国人民大学農業・農村発展学院の鄭風田(ジョン・フォンティエン)副院長は中国環境保護部のサンプル調査を基に、中国の環境汚染の最大の汚染源は工業生産でも都市化の進展でもなく、農業であると指摘した。
【その他の写真】
鄭副院長は、中国の環境汚染の最大の汚染源は化学肥料を大量に使う農業であると主張する。化学肥料が吸収されないまま地下水に流入して水の循環サイクルの中に入り込み、深刻な汚染を引き起こしているからである。
中国各地の農村ではこれまで、限られた農地を使ってより多くの収穫を得るため、大量の化学肥料を使用してきた。中国では1981年から2008年までの間に、化学肥料の生産量が3倍になり、穀物収穫量の増加割合(80%増)を大きく上回っている。しかし、農業の専門家は、多くの化学肥料が土壌の中で穀物には影響しないため、化学肥料の使用量を40%減らしたとしても収穫量に変化はないと指摘する。
さらに、中国の農民の多くは効果的な化学肥料の活用という概念に欠けており、一定の広さの土地にどれだけの化学肥料を使用するかは、勘に頼ることが多いという。
鄭副院長は「化学肥料を大量に使用する農業の生産方式を改めない限り、環境汚染の改善は非常に難しい」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
この記事のコメントを見る
Record China
2010/10/24
2013/2/26
2013/2/4
2012/6/16
2012/12/12
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る