Record China 2019年4月1日(月) 8時0分
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29日、観察者網は「どうしてロシアでは日本や韓国の文化が流行し、中国の文化が流行しないのか」と題する、ロシア人によるコラム文章を掲載した。写真はモスクワ。
2019年3月29日、中国メディアの観察者網に「どうしてロシアでは日本や韓国の文化が流行し、中国の文化が流行しないのか」と題する、ロシア人女性によるコラムが掲載された。以下はその概要。
ロシアで最も流行している食べ物は寿司で、最も流行しているドラマは韓国ドラマである。日本は飲食で、韓国はエンタメでそれぞれロシアを席巻している。一方、ロシアの人びとは実用的かつ廉価なものを買おうという時に初めて中国の物を意識する。スケールでははるかに大きい中国が、文化輸出においては日本や韓国に及ばないのである。
ところで、世の中には数学が嫌いな子どもがたくさんいる。偉大なる数学理論が不足しているわけではない。優れた数学教師が足りないことが原因だ。凡庸な教師や保護者は、子どもに数学を学ぶ意味を伝えられない。その結果、往々にして子どもは数学の意味を理解できず、数学など役に立たないと考えて学ばなくなってしまうのだ。
文化輸出も、これとよく似た問題を抱えている。偉大なる中国文化は、ロシアの若者にとって大した魅力ではないのだ。その問題は中国文化自身ではなく、優秀な教師がいないことにある。日本や韓国の文化がロシアで流行しているのは、彼らが教えることにたけているからだ。日本のアニメや韓国のドラマには整った生産システムがある。彼らはプロフェッショナルだからこそ、高い効率で文化輸出が可能なのである。
文化の本質は思想であり、輸出の本質は流行だ。そして流行の本質は通俗性である。今、世界では中国の動画アプリTikTokが流行している。最も重要なのは、中身にどれほどの文化があるかではなく、みんなで一緒に楽しめるかどうか。それでこそ、文化を輸出できる可能性が生まれるのだ。(翻訳・編集/川尻)
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