Record China 2013年3月1日(金) 14時31分
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1日、中国の抗日ドラマ「我的団長我的団」に出演した男性がこのほど、「私の演じた日本兵はどんな風に死んでいったか?」と題した記事をブログに発表した。写真は「我的団長我的団」。
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2013年3月1日、中国の抗日ドラマに俳優として参加したテレビ関係者がこのほど、「私の演じた日本兵はどんな風に死んでいったか?」と題した記事をブログに掲載した。以下はその内容。
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数年前、抗日ドラマ「我的団長我的団」の撮影スタッフと半年近く雲南省に滞在していた。私は仲間たちと同じタイトルのドキュメンタリーフィルムを制作していたのだが、ある時、ドラマのスタッフからゲスト出演しないかと誘われた。二言セリフがある日本兵の役だ。この二言の日本語を私は2日間かけて猛練習したのだが、結局は吹き替えになってしまった。
私が演じた日本兵は周囲の予想通り、ドラマのなかで悲惨な死を遂げた。中国人の獣医に竹のナイフで刺されて死ぬのだ。しかも、この獣医が初めて人を殺した相手が私なのだ。日本兵を演じている私がかぶっているのがドイツ兵のヘルメットだったことなど、いろいろ疑問点はあるが、セリフがあったのだから私はエキストラではない。そこは強調しておく。
仕事の関係上、私は100人以上もの雲南戦線の元兵士を取材した。当時少年兵だった彼らも今では90代。ドキュメンタリーの制作途中で、次々とこの世から去って行った。完成したフィルムを目にすることのできる元兵士は一体何人になるのだろう?
その後、私は日本の九州に渡り、雲南戦線に参加した旧日本兵を探した。彼らの多くが九州の炭鉱出身だった。現地テレビ局の呼びかけに応じた1人の旧日本兵に、当時の状況を思い出してもらった。「実際に中国兵と戦ったことがありますか?」との私の問いに、彼は「私は後方の保安部隊の班長だった。一度近くの川に水汲みに行って、同じく水を汲みに来た中国兵と鉢合わせしたことがあった。その時は双方の兵士が銃を乱射しながら一斉に逃げた」と語った。
やはり歴史は歴史なのだ。ドラマチックな戦いや不思議な伝説などが存在するはずもない。(翻訳・編集/本郷)
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