Record China 2019年3月30日(土) 23時30分
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29日、上観新聞は、日本人にとって新元号が意味することについて分析する記事を掲載した。資料写真。
2019年3月29日、上観新聞は、日本人にとって新元号が意味することについて分析する記事を掲載した。
記事は、日本では平成が終わって新元号に代わるのを前に、「平成最後の夏」、「平成最後の紅白歌合戦」など、何かにつけて「平成最後」を付け、儀式感と別れ感を出していると紹介。新元号は何か、新年号が日本人の生活にどんな影響を与えるかが大きな関心事になっていると伝えた。
日本人にとっての元号は、「単なる年の計算方法というだけでない」と記事は分析、「一期間の民族の感情を反映しており、歴史家が英国を『ビクトリア時代』、『エドワード時代』と呼ぶのと同じように、その時期の政治や文化と関連付ける」と論じた。例えば、昭和時代は「輝かしい日本の時期」と呼ばれ、戦後に経済復興を遂げて世界的な地位が上昇し続けた時期だとと見なされていると伝えた。
このため、日本人は新元号称に強い関心を抱いており、新元号をめぐってさまざまな予想が出ていると記事は紹介。最終的に内閣によって決定されるが、「政府の機密」とされており、しかもその機密のレベルが低くはないと伝えた。海外メディアの中にも新年号に使用される漢字を予想するところもあるが、4月1日に正式に発表されると指摘している。
このほか、元号が新しくなることは、「技術的な挑戦」をもたらし、政府、企業、国民に少なからぬ影響を与えると記事は分析。日本では政府機構などのパソコンや文書に元号が多用されており、不具合が出ることを防ぐための準備作業が行われていると伝えた。
例えば、東京都三鷹市では1年かけて準備作業を行っていて準備万端になっていることや、富士通やNECも、顧客のパソコンが年号変更によってシステムがダウンしないよう対策をしていることを紹介。マイクロソフトも対策を取っていると伝えた。
しかし記事は、「日本はますますグローバル経済へと溶け込んでいるため、元号の使用は徐々に減少している」と指摘。毎日新聞が行った調査によると、主に元号を使用する人は34%、元号と西暦の両方を使用する人が34%、主に西暦を使用する人は25%となっており、75年では82%の人が主に元号を使用すると回答したのとは大きく変化したと分析した。とはいえ、「日本にとっては、現実的にも心境的にも、新元号は最大の変化の1つのようだ」と記事は結んだ。(翻訳・編集/山中)
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