Record China 2019年4月1日(月) 21時0分
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1日、中国紙・環球時報は、日本の新元号「令和」がこれまでの元号と異なり、中国の古典ではなく、万葉集に由来することについて、「それでも中国の影響を脱することはできない」とする記事を掲載した。写真は新元号発表時の東京・新橋駅前。
2019年4月1日、中国紙・環球時報は、日本の新元号「令和」がこれまでの元号と異なり、中国の古典ではなく、万葉集に由来することについて、「それでも中国の影響を脱することはできない」とする記事を掲載した。
記事は、「万葉集と中国の古典文化の間には不可分の関係がある」「万葉集が中国の古典文化を源とする影響を消すことはできない」などとした上で、「資料によると、万葉集は中国の詩のテーマや形式、表現方法を手本とし、いくつかの漢詩も収録されている。言及に値するのは、万葉集の時代には日本にはまだ自分たちの文字がなく、すべての詩は発音を記述するための方法として漢字を使って記録されていることだ」とした。
さらに、元読売新聞編集委員で、中国広東省にある汕頭大学新聞学院教授の加藤隆則氏が、同紙の取材に対し、「(『令和』の文字を引いた)万葉集巻五に収録された梅花の歌の序文の原文は中国にならった文体だ。しかも万葉集には梅を詠んだ歌が118首あり、中国の美的感覚の影響を受けていることが分かる。一方、『和』は『和風』を表しており、『令和』は日中融合の意味合いがある」と解説していることを伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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