悪質な隠蔽工作には厳罰をと温家宝首相

Record China    2007年4月3日(火) 8時59分

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2007年3月10日に遼寧省撫順市の老虎台炭坑(写真)で発生した浸水事故による死者は23人にふくらんだ。中国ではこの3か月で連続して9件の炭鉱事故が発生している。

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2007年4月2日、度重なる炭鉱事故の発生と、その事故責任者による悪質なもみ消し行為や隠蔽工作を重く見た温家宝(ウェン・ジァバォ)首相は、これらの行為に対し厳罰をもってのぞむと発言した。

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国家安全生産監督管理総局局長の李毅中氏は、この3か月で連続して9件の重大な炭鉱事故が発生しており、すべての事故に共通して、隠蔽やもみ消しが見られると述べた。

悪質な例では、炭鉱事故発生直後、炭鉱所有者や現場責任者らは負傷した作業員らの救出活動もせず、監督局に通報もしていなかった。そのかわりに勤務時間表や技術資料などを破棄したり、被害者の遺体を移動したりといった証拠隠滅工作を必死で行っていたのである。

これらの状況を国務院も重視。温家宝首相は連続して発生した炭鉱事故隠蔽事件に対し、徹底的な調査を行い、厳罰を持って処すよう強く要求した。事故の隠蔽やもみ消しは重大な犯罪行為であり、厳格な法によって裁かれるということを国民に周知徹底させるよう、政府関係各部門に強く求めた。

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