フライメディア 2019年4月3日(水) 18時20分
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中国では4月に入るとすぐに清明節(せいめいせつ/チンミンジエ)と呼ばれる伝統的な祝日があり、墓参りをして先祖を偲び、墓掃除をする風習がある。
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中国では、4月に入ると、すぐに三連休を迎える。この三連休は、清明節(せいめいせつ/チンミンジエ)と呼ばれる伝統的な祝日だ。清明節とは、墓参りをして先祖を偲び、墓掃除をする風習があり、日本のお盆のようなもの。
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この清明節は、旧暦の春分の日から数えて15日後になるため、毎年、その日付が変わる。そして、今年は4月5日(金曜日)が清明節で法定休日となり、5日から7日までの週末を含めた3日間が三連休となる。
この時期は、上海でも墓参りに行く人で、上海近郊都市に向かう列車やバスも混雑するし、マイカーで移動する人も多いため、道路も渋滞する。そのため、この三連休を外して、日にちを少し早めにずらして墓参りに行く人も多い。そして、やはりこの時期、多くのスーパーやコンビニ、商店の店頭に並ぶのが、「青団(チントワン)と呼ばれる食べ物だ。
「青団」は、ヨモギで色をつけられた緑の皮の中に餡が入っている草団子のことで、年間を通じて販売されているものの、「清明節で食べる伝統的な食べ物」として主役となるのがこの時期で、老舗では大行列ができるほどの人気ぶりだ。
この「青団」も市場ニーズにあわせて年々進化していて、最近では、皮がピンク色をした「青団」とか、一般に豆沙(小豆/ドウシャー)餡が主流のスイーツだが、肉類を餡に使うとか、バラエティに富んだ餡が発売され、次々とヒット商品が生まれている。
特にSNS映えを意識したのかどうか、ピンク色の「青団」はその可愛らしさや春らしい色から、販売直後から、早くも若い女性を中心に人気が高く、狙い通り?、SNSで話題となっている。人気商品で店頭に並ぶと即完売だ!
上海の老舗「杏花楼」でも、毎年ユニークでちょっと変わった「青団」を発売して注目されている。紫芋を使ったものや鶏肉やベーコンを使った甘くない「青団」などがそれだ。さらに、流行にも敏感なようで、ここでもピンク色の「奇異粉団」を発売している。
また、昨年登場し、ネットで話題となった「咸蛋黄肉松青団(塩漬け卵と豚肉のでんぶ入り草団子)」の人気も高く、老舗の店頭では行列ができるほどの盛況ぶりだ。(提供/フライメディア)
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