Record China 2019年5月31日(金) 20時40分
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31日、韓国・中央日報によると、韓国野党「自由韓国党」の鄭容起政策委員会議長が「野蛮性・不法性・非人間性の部分を除けば金委員長は指導者として文大統領よりよい面がある」と述べ、波紋が広がっている。写真は韓国国会。
2019年5月31日、韓国・中央日報によると、韓国野党「自由韓国党」の鄭容起(チョン・ヨンギ)政策委員会議長が「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の野蛮性に身震いしたこともあるが、その一方でそうした野蛮性・不法性・非人間性の部分を除けば金委員長は指導者として文在寅(ムン・ジェイン)大統領よりよい面がある」と述べ、波紋が広がっている。
記事によると、鄭議長は同日行われた党の会議で、北朝鮮で対米交渉の責任者だった金英哲(キム・ヨンチョル)前統一戦線部長が強制労働施設に送られ、対米交渉を担当していた金革哲(キム・ヒョクチョル)特別代表が処刑されたとの報道に言及した際、上記の発言をしたという。また、鄭議長は「指導者として組織や国を引っ張るには信賞必罰を明確にしなければならない。しかし文大統領は今、南北関係や北朝鮮の核ミサイル問題、対日関係、対米関係の全てが破綻しているのに、責任を負うべき人にいかなる責任もとらせていない」と指摘。さらに「こんなことを言うのは大韓民国の国会議員として屈辱的だが、私が『責任を問うという面では文大統領より金委員長の方がよい』と言ったのは、それだけ切羽詰まっているからだ」と強調したという。
この発言に対し、韓国与党「共に民主党」報道官は「金委員長が行ったとされる粛清は、民主主義である大韓民国の行政行為と比較できず、してもならない」とし、「鄭議長は本当に大韓民国の国会議員なのだろうか」と反論した。さらに「金委員長と文大統領を比較することは、大統領を貶め国民を侮辱すること」と批判し、鄭議長の謝罪と党からの除名を求めたという。
これに、韓国のネットユーザーからは「間違ってはいない。金正恩は少なくとも敵国に利益を与えることはしない」「国民の大多数がこの発言に納得しているのでは?」「文大統領が金正恩を称賛するのは許されるのに、野党議員が称賛するのは駄目なの?」など、鄭議長を擁護する声が多数寄せられている。
一方で「韓国議員の暴言にはいつも呆れる」「それなら北朝鮮に行って暮らせばいい」「低レベル発言。政権に不満があるなら、品格ある方法と言葉で攻撃すべき」「金委員長も文大統領もどっちもよくないよ」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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