フライメディア 2019年4月5日(金) 17時30分
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日本の桜の美しさは海外でも注目されていて、中国でも桜の開花宣言を心待ちしているファンが多い。
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毎年3月になると、「日本の桜はいつ咲きますか?」「日本へ桜を見に行きたい!」という会話がよく聞こえてくる。また、現にこの時期、日本を訪れる中国人観光客も年々増加しているようだ。
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日本の桜の美しさはもはや日本国内だけではなく、海外でも注目されていて、中国でも桜の開花宣言を心待ちしているファンが多い。もちろん、中国でも古来より桜を愛でる習慣があるので、各地にも桜が植えられている。現地でも当然桜を見ることは出来るのだが、こちらの若者が言うには、日本の桜とはまたその美しさが違うらしい。
中国で桜の名所というと、真っ先に思い浮かぶのが湖北省の武漢市だ。とくに武漢大学のキャンパス内にある桜は有名で、毎年、3月下旬から4月にかけて、約1000本の桜が咲き誇り、中国国内各地から花見に訪れる人が多い。
さらに、武漢大学は「中国で最も美しいキャンパス」と評され、あまりの有名さに、毎年多くの人が押し寄せるため、桜を見るには事前の予約制を採用している。なんと花見を予定している日の3日前から実名制での受付となり、大学の公式サイトで申込む必要があるのだが、1日の入場者数には当然人数制限があるので、競争率がとても高い。ちなみに入場者数の制限人数は、平日は1万5000人、週末は3万人とのこと。
そうしたこともあって、たいていは武漢大学の花見を断念して、同じ武漢市内にある「東湖磨山桜花園」で花見をするようだ。ここも国家5Aランクの観光地で、花見の期間中、東湖桜祭りが開催され、多くの見物客で賑わう。
さて、この桜花園の敷地には、約1万本の桜の木が植えられていて、花びらが風に舞う景色は圧巻の一言。そのほか、菜の花といった春の花も咲き乱れ、ピンクや黄色、紫といった花々のカラフルな競演を楽しむこともできる。見るからにSNS映えする景色とあって、少数派だが、漢服(漢民族の伝統的な衣装)を来て見物する若者の姿も見られた。
ところで、今年の日本の花見に関するニュースでも取り上げられていた花見マナー。ここでも美しく咲き乱れる花を尻目に、あちこちでお約束の撮影タイム。ロープが張られているエリアも何のその。道を塞いでも気にせず、こだわりぬいたアングルとポーズを決める人、人、人。きれいに整った花の絨毯にも無理矢理に通ってできた道なき道が見え、少々興ざめするシーンもあった。
ただ桜の枝振りは、撮影に適した下がり方のものが多く、枝を顔に寄せる定番のポーズをとる撮影スポットでは、順番待ちをする人で行列ができていた。花を美しいと感じる心は万国共通だろうが、ところかわれば、花見の楽しみ方も変わる。見ごろは4月上旬まで。(提供/フライメディア)
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