北京市は世界一流の新型研究機関の建設をサポートし、質の高い発展を進めるために、世界を対象としたハイレベル人材の募集に積極的に取り組んでいる。2015年以来、北京市は過去10年の総量を上回る、計2100人余りの外国人材の永久居留手続きを受理した。

外国人材が中国社会に円滑に溶け込めるようにとの考えから、市はビザや出入境、居留などに関する20の政策、及び中関村外国人材に関する20の新しい政策を相次いで実施した。

市は、中関村、朝陽、順義、石景山、通州に5つの外国人出入境サービスホールを設け、より便利で質の高い出入境サービスと、リラックスした環境を外国人に提供している。 認定基準を満たす外国人材及びその配偶者と未成年の子供は、中関村管理委員会によって推薦された後に中国での永久居留権を直接申請することができるという。

2015年以来、市は計2100人余りの外国人材の永久居留手続きを受理した。プロクター・アンド・ギャンブル、シーメンス、ロイヤル・ダッチ・シェル、及びプライスウォーターハウスクーパースなどの大手企業の上級管理者は、こういう形で中国の「グリーンカード」を取得した。

また、生命科学研究所量子情報科学研究所などの研究開発機関も、外国人材募集政策を通し、数多くの戦略性がある科学技術分野の先端人材を集め、将来性を見据える基礎研究と独創的な成果においての突破が期待されている。

「中国のシリコンバレー」として知られる中関村は、中国初の国家自主イノベーション・モデルゾーンだ。海外の優秀な人材を引きつけるために、政府部門は外国人材の起業に関する一連の政策を打ち出した。中関村科学技術園区管理委員会の主任である翟立新氏は、関連政策の実施要件に従い、中関村はこれから外国人材が集中する地域に相応のサービス窓口を設置し、外国人材により便利なサービスを提供すると述べた。（提供/環球網・編集/黄テイ）