道徳教育の賜物、日本人は落とし物を猫ばばしない―中国メディア

Record China    2013年3月13日(水) 7時51分

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11日、中国メディアは、日本で落とし物をしても、一般的に誰かが持ち去り自分のものにしてしまうことはないと伝えた。

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2013年3月11日、日本の治安について語るとき、「道路で拾った落とし物を猫ばばせず、夜は玄関を閉めない」と日本人はよく誇る。日本で落とし物をしても、一般的に誰かが持ち去り自分のものにしてしまうことはない。多くの日本人は他人の落とし物に興味はなく、自分のものにするどころか、交番や落とし物預かり所などに直接届ける。生命時報が伝えた。

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2005年のある日、記者は不注意にも入国管理局で財布を落とした。帰宅途中に気付き、入国管理局に戻ったが見つからず、肩を落として帰宅した。しかし翌日、交番から私の財布が見つかったとの連絡を受けた。警官によると、ある男性が前日、入国管理局で見つけたと言って財布を交番に届けにきたという。財布を受け取ると、中の物はまったく変わっていなかった。私は警官にこの良心ある人の電話番号を尋ね、電話で謝意を伝えた。お礼を渡したいと伝えたが、男性はかたくなに断った。

日本の「遺失物法」によると、遺失物は警察で3カ月保管される。3カ月をすぎて持ち主が現われなかった場合、拾った人の物となるが、警察は預かった落とし物の情報をオンライン公開する必要がある。拾った落とし物を警察に届けず、自分の物にした場合は、一般的に1年以下の懲役、あるいは10万円以下の罰金となる。落とし主は落とし物が手元に戻れば、一定の謝礼を拾った人に渡す必要がある。

日本の子どもは幼稚園に入園すると、道徳教育を受け始める。先生は、自分の物でない物を持って行ってはいけない、拾った物は自分の物にせず、すすんで交番に持って行くよう、何度も強調する。拾った物を自分の物にするのはいけない、と教えるのだ。また日本人は、持ち主の分からないお金は「非常に危ない物」「身の災いを招くもの」などと考えている。日本人には他人の落とし物についてこのような意識があり、よって人々は他人の落とし物、なくしたお金などを猫ばばすることを考えず、拾えば落し物預かり所や交番へ持っていくのだ。

日本には落とし物を預かる場所がどこにでもある。地下鉄駅がある場所には交番があり(約2キロごと)、人々は拾った物をすみやかに交番に届けることができる。(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/TF)

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