中国人がわれわれの肉を買い去っていく―独紙

Record China    2019年4月16日(火) 7時10分

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15日、環球時報は、「中国人がわれわれの肉を買い去っていく」と指摘するドイツ紙の記事を取り上げた。資料写真。

2019年4月15日、環球時報は、「中国人がわれわれの肉を買い去っていく」と指摘するドイツ紙の記事を取り上げた。ドイツは間もなくバーベキューシーズンを迎えるが、スーパーに並ぶ豚肉はいっそうの値上がりが予想されるという。

記事はまず、中国人のドイツ産豚肉への需要が増加している原因について、「中国でヨーロッパの豚肉への需要が急激に上昇している。アフリカ豚コレラの影響を受け、中国国内の生産者は需要を満たせないのだ」と述べた。

その上で、「今年に入って以降、ドイツの豚の価格は27%上昇し、1キロあたり1.73ユーロ(約220円)になった。中国の需要が伸びており、ドイツの養豚農家は大喜びだ。豚1頭につき5週間前より30ユーロ(3800円)多く稼げるからだ」と伝えた。

ドイツの別のメディアは、「中国の豚肉需要の増加がここ数週間の世界の豚肉価格を押し上げた。北京政府が公表したデータによると、今年最初の2カ月間で中国の豚肉輸入量は前年同期比で1割増加した。この恩恵を最も受けているのはヨーロッパの豚肉輸出業者だ」と紹介しているという。

欧州委員会の統計によると、今年1月、欧州連合(EU)から中国への豚肉の輸出量(内臓を含む)は前年同月比で17.4%増加し、輸出額は約2億ユーロ(約253億円)に達した。輸出量が最も多いのはスペインとドイツだという。

記事は最後に、ある専門家が「中国の豚肉需要は今後数カ月間伸び続け、それと同時にEUの対中輸出も拡大するだろう。そして、豚肉以外の牛肉などの輸出も伸びていくだろう」と分析していることを伝えた。(翻訳・編集/和田)

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