2019年4月24日、韓国・中央日報によると、米CBSテレビが韓国の人気グループ・BTS（防弾少年団）のインタビュー映像に「日本海」表記の地図を使用し、物議を醸した。CBSは抗議を受け、同地図を修正したという。

記事によると、CBSの番組「サンデーモーニング」は21日（現地時間）、公式You Tubeチャンネルに「BTS、K‐POPセンセーション」と題するBTSのインタビュー映像を掲載した。しかし、BTSと韓国を紹介する際に登場した地図には、韓国政府が主張する「東海」ではなく「日本海（Sea of Japan）」が単独で書かれていたため、これを見たBTSファンから抗議と訂正を求める声が寄せられたという。

これを受け、「サンデーモーニング」は23日に地図を修正した同じ映像を掲載した。ただ記事は「日本海の表記が削除されただけで、東海の表記はなかった。さらに、黄海については韓国政府が主張する西海ではなく『Yellow Sea』と単独で表記されたままだった」と指摘している。

これに、韓国のネットユーザーからは「BTSファンは外交部より素晴らしい」「BTSの影響力はすごい。誇らしい」「これが文化の力」「BTSの兵役免除に賛成。軍隊に入るより、世界の舞台で韓国をPRする活動した方が1000倍国益のためになる」「BTSのファンは行動力がある。好きなアイドルの出身国のことも愛してくれているようだ」など称賛の声が続々と寄せられている。

一方で「Yellow Seaは？」「BTSの日本での活動に支障はない？」「東海が表記されなければ意味がないのでは？」などと指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/堂本）