Record China 2019年5月14日(火) 19時50分
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台湾の鴻海精密工業の郭台銘会長は先月30日、馬英九前総統が代表を務める団体のイベントで講演し、米中貿易戦争について「台湾の将来の発展にとって重要な機会だ」とした上で、「それを逃せば、台湾はさらに20年遅れることになる」との認識を示した。
2019年5月14日、台湾メディアのNOWnewsによると、シャープの親会社である鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長は先月30日、馬英九前総統が代表を務める団体のイベントで講演し、米中貿易戦争について「台湾の将来の発展にとって重要な機会だ」とした上で、「それを逃せば、台湾はさらに20年遅れることになる」との認識を示した。
郭氏は、台湾の野党、中国国民党から来年1月の総統選への立候補を目指している。
郭氏は講演で、米中貿易戦争について「米中両国による産業チェーンの再構築と新技術のアップグレードのプロセスだ」とした上で、「台湾はこの変革と調整のプロセスにおいて、米国と中国の変革に参加し、両国の産業およびサプライチェーンにおいてより重要な役割を果たす必要がある」とした。
そして「米中貿易戦争は必ず合意に達するだろう。台湾と、米中という二つの経済大国との間には長きにわたる『経済共生』がある。台湾は、中国大陸や日本、韓国と共同で、東南アジアを中心とする世界のサプライチェーンを形成することができる。台湾のハイテク技術にはすでに、発展のための基盤があり、完全で密集した産業集落があり、いつでも米中科学技術戦争において重要な役割を果たすことができる」とし、「台湾はハイテク技術への投資を加速しなければならない」とした。(翻訳・編集/柳川)
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