Record China 2019年4月22日(月) 6時30分
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20日、界面は、日本の国産小型ジェット機であるMRJが間もなく市場へ参入すると伝えた。資料写真。
2019年4月20日、界面は、日本の国産小型ジェット機である三菱リージョナルジェット(MRJ)が間もなく市場へ参入すると伝えた。
記事は、アジアや欧州では、都市間を空の便で結ぶことが多くなってきていると紹介。MRJはこの市場でニーズを満たすことができ、「すでに先月から米ワシントンで飛行試験を始めている」と伝えた。
その上で、MRJのライバルとなるボーイング社は、ブラジル・エンブラエルの小型機事業を買収し、ボンバルディアは小型機事業「Cシリーズ」をエアバスへ売却することを紹介。日本航空機開発協会のデータによると、37年までの20年近くの間に、リージョナル機市場は1350億ドル(約15兆円)に達する見込みだと伝えた。
記事によると、ティール・グループ(Teal Group)の アナリストであるリチャード・アボウラフィア氏は、「ボンバルディアの行動は、MRJにチャンスを与えることになる。これはMRJにとって有利な要素だ」と分析しているという。
記事は、「座席数が少なくて機体が小さいため、リージョナル機はボーイング737やエアバスA320などの大きめの飛行機とは異なっている」と指摘。「MRJの航続距離は2000マイル(約3200キロ)で、さらに小さく改造した機体では同じ航続距離で76人を乗せることができる」と紹介した。
また、「三菱重工は、長年ボーイング社の部品供給業者をしているが、MRJの開発で顧客の影響から脱することができる。10数年にわたって20億ドル(約2240億円)をかけ、認証取得を目指すまでになった」と伝えた。
一方で記事は、「三菱は、安くて効率的な旅客機を生産するアジアで唯一の企業ではない」と指摘。中国商用飛機有限責任公司(Comac)にも新型の小型リージョナル機があるほか、韓国航空宇宙産業も、座席数100ほどの旅客機の研究開発をするかどうかを検討していると伝えた。記事によると、ソウル大信証券のアナリストは、「アジアの航空市場はこの先数年でさらなる成長が見込まれ、これらの旅客機ニーズはさらに増加する」との見方を示しているという。(翻訳・編集/山中)
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